年が明けて1ヶ月が経ちました。皆様お正月気分はしっかり抜けましたか？
普段から継続的に運動をしている方・お正月にたくさん食べすぎてこれから運動を始めようと思っている方は少なからずいらっしゃるのではないのでしょうか。
そこで冬に運動するメリットと注意点をお話ししたいと思います。

まず初めに、夏より冬の方に運動した方が基礎代謝が上がるのはご存じですか？
基礎代謝とは安静にしている状態でのエネルギー消費量であり、一日の総エネルギー消費量の60%ほどは基礎代謝が占めていると言われています。

人間は夏の暑い日でも冬の寒い日でも、体温は大体同じくらいですよね。
それは寒くなると内臓や筋肉の機能を維持するためにエネルギーを消費して熱を生み出して体温を一定に保とうと身体は動いているからです。
そのため、何もしていなくても寒い時期は必要とするエネルギー量が温かい時期と比べて大きくなります。

さらに寒い時期に運動をするとイリシンといわれるホルモンが出ると言われており、このホルモンは褐色脂肪細胞を増やしてくれます
褐色脂肪細胞はカロリーを消費してくれる細胞です。
つまり寒い時期に運動をすることでイシリンのより多くの褐色脂肪細胞が増えれば、より多くのエネルギーが消費され効率の良いダイエットにつながるというわけです。
イシリンは20分程度の運動で増えると言われていますので20分を超える運動をすることをお勧めいたします。


◇冬の運動にて気を付けなければいけないこと◇
寒い時期は体温の発散を防ぐために血管が収縮して血圧が上がりやすくなり、心臓への負担が大きくなります。暖かい部屋から寒い屋外へ移動した際の血圧の急激な変動によって心臓や血管が過剰に収縮して心筋梗塞の原因となることもあります。

・準備運動をしっかりすること！
普段から運動をしている方でも同じですが、寒い時期は筋肉も収縮して固くなりやすく、柔軟性が低下します。そのため、筋肉や靭帯、腱などの損傷を起こしやすくなります。
しっかり準備運動をしてから取り組むようにしましょう。

・水分補給をしっかりすること！
冬場は乾燥しやすく、夏場のように、目に見えて汗をかいてないだけで身体の水分は失われています。運動後だけでなく運動前にもしっかり水分を補給することが大切です。
適切な服装で運動しましょう！
運動すれば汗をかくからといって薄着で運動をするのはやめましょう。
暖かくなったら調整できるように何枚か羽織ることをお勧めします。

また、冬でも紫外線はあるため日焼け止めを塗ったり、サングラスをかけて目を保護するなどの対策もしておくとよいでしょう。

皆さんで怪我なく運動をして健康な身体を目指しましょう！